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    ありふれた日常

    プリン  


    作品紹介です。
    ※無料で公開しています。お気軽に覗いてみてください。

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    あらすじ

    100歳を目前に、他界した祖母。
    明治末期に生まれ、大正ロマンの文化に影響を受け、
    モガ(モダンガール)といわれる、
    オシャレで最先端なことが好きな女性に成長。
    やがて世の中は戦争に突入。
    物質的には恵まれておらず、激動の時代にあっても、
    人々の心は豊かでした。

    ************
    プリン

     いつもと同じように、その日も、お庭で朝の水遣りをしていたときのことでした。突然、すぐ横のバラの枝が、バサッと音を立てて、倒れ込みました。

     どうやら、フェンスに括り付けていた麻紐が切れたらしく、長く伸ばしたつるバラの枝が、自力では支えきれずに、力なく地面にしなだれています。

     散水していたホースの水を止め、ほどけた個所を結わえ直そうとしましたが、見ると、紐の真ん中から、ぷっつりと切断していました。

     劣化していたのでしょうか、これでは結び直すのは無理と判断し、新しい紐を持ちだして、再びフェンスに括り付けた時でした。

     ふと、視線を感じて、辺りを見回したのですが、周囲には人も鳥獣もおらず、気のせいと思い、地面から切れた麻紐を拾い上げたとき、電話の着信がありました。

    「はい、もしもし。…え? おばあちゃんが…?」

     母からの電話は、祖母の死を告げるものでした。

     ほんの一週間ほど前、突然、母から連絡があり、このところ、祖母があまり元気がないので、もし時間があれば、顔を見せに来るように、とのことで、その週末、久しぶりに、夫と二人で私の実家へ行きました。

     母の話では、ここ数日はあまり食欲がなく、水分は飲むものの、食べ物はわずかしか口にしていないといいます。

     そこで、実家へ向かう途中にある、美味しいと評判のスイーツ店で、以前にもお土産に持参して好評だった、祖母の大好物のプリンを買って行くことにしたのです。

     私たちの顔を見た祖母は、それは嬉しそうな笑顔を見せ、側にいた父に、

    「おばあちゃん、この人、誰だか分かる?」

    と訊かれると、はっきりとした口調で、

    「こうちゃん」

    と、子供の頃からの呼び方で、私の名前を答えました。

     御歳96歳。半年ほど前から、徐々に認知症らしい症状も出始め、歩くのも介助が必要になっていました。

     ここ一か月ほどは、人の認識も怪しくなって来ており、常に一緒にいる父母は分かるものの、頻繁に会っていた弟妹や、可愛がっていた曾孫たちですら怪しくなっていたので、数か月ぶりに会う私を認識出来たのは、父も私たちも意外でした。

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    私立 藍玉女学園 1 ~三者面談~  


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    あらすじ

    幼稚園から大学までを擁する『私立 藍玉女学園』。
    創立100年を超え、厳格な女子教育で定評がある主人公の母校に、
    今年ご近所の娘さんが入学しました。
    新学期の最初に行われるのが、三者面談ですが…

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    私立 藍玉女学園 1 ~三者面談~


     四月、満開の桜が花びらを落とし始める頃、学校は新学期を迎えます。

     歴史ある講堂では、上級生が、真新しい制服に身を包んだ新入生を拍手で迎え、厳かに入学の式典が執り行われます。

    「在校生、起立! 合唱!」

     ピアノの伴奏に合わせ、ベートーヴェン交響曲第9番『合唱』を、まずドイツ語で、続いて日本語で歌い、新入生を歓迎するのが、長年の入学式での慣わしになっているのです。


     我が母校、私立藍玉女学園に、今年もご近所の女の子たち、何人かが入学されたとお聞きしました。

     そのうちの一人が、お向かいの萩澤家の長女の杏ちゃんです。今朝、中等科の入学式に向かう前に、わざわざうちへ寄って、晴れ姿を披露してくれました。

     ネイビーに白のラインが入ったセーラーの制服。デザインは当時とほぼ同じですが、今どきの子に合わせた裁断なのか、私が着ていた当時より格段に、シャープでスタイリッシュに見えます。

     何より、決定的に違うのが、スカート丈。女子なら、膝丈からプラスマイナス何㎝だったかで、おおよその年代が分かるというものです。


     藍玉女学園は、幼稚園から大学まで擁する女子校で、モットーは、『聡明・勇敢・沈着』。

     旧制の高等女学校から始まり、終戦後の学制改革で、新制高等学校の発足後も、女子校として存続し、創立から100年を超え、現在に至ります。

     歴史の長い女子大付属学園だけに、特に礼儀作法に関する教育にも力を入れており、また、特定の宗教は設けず、広く門戸を開いています。

     基本的にはエスカレート式ですが、幼稚園、初等科、中等科、高等科、大学、すべての段階から入学が可能で、他校への進学を希望する生徒に対しても、非常に協力的です。

     後々の受験の苦労を考えれば、まだそれほど倍率も高くなく、本人も受験を意識せずに済むような、出来るだけ早い時期に片付けたいのが親心。

     ですが、私立ゆえ、相応の入学金、寄付金、授業料が掛かりますから、どのタイミングで入学させるのかが、悩ましい部分でもあります。


     私は、中等科を受験し、入学しました。スポンサーでもある祖父母は、待望の孫娘に、幼稚園からの入学を強く希望していました。というのも、祖母が藍玉のOGなのです。

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    嫁姑 episode.2 ~小姑~  

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    あらすじ

     いつの時代でも、世界中どこにでも、
    永久不滅の難題である『嫁姑』問題。今回は小姑問題です。
    『小姑一人は鬼千匹にむかう』という諺があるとおり、
    ただでさえ厄介な存在ですが、
    その小姑が、人並み外れて非常識だったら…


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     嫁姑 episode.2 ~小姑~

     毎月、第一木曜日は、月に一度の、当学区の子供会主催の資源回収日。

     回収する品目は、新聞紙、広告、段ボール、本、雑誌、アルミ缶、牛乳パック、古着など。新聞などの紙類は紐で縛り、古着・アルミ缶はビニール袋など、指示された通りにまとめ、各家ごとに、道路から見える場所に出す、というルールになっています。

     厳密には、第三金曜日にも、新聞販売店主催の資源回収(品目はほぼ同じ)がありますが、引っ越したばかりの頃、そちらにも出そうとしていたところ、その様子を見ていた、斜め向かいの葛岡さんのおばあちゃんから、忠告を受けました。

    「松武さん、おはよう」

    「あ、葛岡さん。おはようございます」

    「今日って、資源回収の日だったかねぇ?」

    「ええ、○×新聞さんの回収のお知らせが、昨日入ってました」

    「ああ~、あれね。あのねぇ、松武さん、資源回収は、子供会のほうに出してもらえないかしらねぇ?」

    「それは、何かあるんですか?」

    「子供会のほうに出した分は、それをお金に換えて、子供会の費用にするんだわ。どうせ出すなら、そっちの方に協力したほうがいいでしょう?」

     なるほど、そういうことでしたら、我が家としても、ご協力させて頂くことに異論はありません。

    「分かりました。では、これからはうちも、そうさせて頂きますね」

    「分かったら、この新聞、今すぐに片付けといて。出しっぱなしだと、持ってかれちゃうから」

    「え? でも今回は、もう…」

    「そのまま、家の隅っこにでも、しまっとけばいいでしょ? 言われたら、すぐにやる! ほら!」

     何だかな~、と思いながら、言われた通り、今出したばかりの資源類の束を自宅に運び入れ、再び表に出ると、門の陰から葛岡さんのおばあちゃんが、まだこちらの様子を伺っていました。

     おそらく、私がちゃんと片付けるか、見張っているのでしょう。彼女に向かって、ぺこりとお辞儀をすると、まるで私のことなど、初めから見ていませんでしたとばかり、くるりと向こうを向き、自宅の中に戻って行かれました。

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    困ったちゃん コンパニオン・アニマル episode.1  


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    あらすじ

    住宅密集地でペットを飼うには、
    近隣住民とトラブルにならないために、
    飼い主のモラル、ペットの躾などは必要不可欠です。
    我が子のようにペットを大切にする人もいれば、
    中にはちょっと困った人もいて、
    時にとんでもない事態を引き起こすことも…

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    困ったちゃん コンパニオン・アニマル episode.1

     世間では『ペットブーム』といわれてから、もうずいぶん長い時間が継続しています。

     かつて、犬は番犬、猫はネズミ退治、といった任務を与えられ、食餌も残飯が当たり前という家畜的な扱いを受けていたペットたちも、すっかり家族の一員というポジションが定着して来ました。

     まだまだ『ペット=愛玩動物』という呼び名が一般的ですが、命なのに玩具のような呼び方はどうか、ということで、最近では『コンパニオン・アニマル=伴侶動物』という呼び方をする人も増えているそうです。


     私の住むこの新興住宅地にも、たくさんのペット(コンパニオン・アニマル)たちが暮らしています。

     戸建て住宅を取得する理由の上位に君臨するのが、『ペットの飼育』ですから、ご自宅を新築されて、新たにペットを家族に迎えられたお宅も多いようです。

     また、以前から共同住宅などで飼っていた方が、もっと広い環境で、のびのびと育てたい、というケースや、ペット不可の物件で、こっそり飼っていたのがバレて(バレそうになって)、いっそこの機に、気兼ねなく飼える一戸建てを建てようと決心された、というお話もお聞きします。

     最近では、多くのハウスメーカーさんから、『ペットとの暮らし』をコンセプトにした住まいが提案されていて、それに魅了されたという方も、結構いらっしゃるようです。


     我が家も、2猫(♂・♀各避妊去勢済み)を引き連れて、新築に踏み切りました。

     私が家を建てた当時、まだペット仕様のプランはほとんどなく、ベースは一般的な設計でしたが、詳細な打ち合わせの際、至るところに『お猫様仕様』の要望を出しました。

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    category: 作品紹介

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    結婚狂想曲  


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    あらすじ

    多くの女性にとって、人生のビッグイベント、結婚。
    式を挙げていなかった夫が妻にサプライズで企画した、
    夢の国での結婚写真の撮影。
    でも、妊娠出産で体重が10㎏以上増加していた妻にとって、
    プリンセス姿で写る自分の姿は、あまりにも…

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    結婚狂想曲

     私が住んでいるこの区には、月平均80世帯前後、年間1000世帯近くが転入し、人口も出生・死亡合わせ、毎月約100人ずつ増加し続けています。

     増加の理由は、区内に存在し、現在も開発を継続している5つの土地区画整理組合の、大規模な新興住宅地開発によるもの。

     特徴的なのが、世代別人口。生まれて間もない赤ちゃんから、100歳台の御長老さままで、幅広い年代の人々が共存する中、わずかですが、年齢が低くなるほど人口比率が高くなっています。


     新興住宅地では、若い子育て世帯や、新婚世帯も多く、それ故、出生率も高くなります。子供が増えれば、必然的に子供関連のサービスやビジネスが充実し、それにより子育ての環境が整い、更にそうした世帯が転入して来るのです。

     そうして、ここへ来た子供たちが成長し、やがて結婚適齢期を迎え、新たな世帯を作ります。親世帯の近くで、環境に恵まれたこの街を、新婚生活の地に選ぶ子世帯の方も多く、私の周囲でも、そんなおめでたいお話を耳にする機会も多々あります。

     最近では、ガーデニング仲間で、猫友でもある、ご近所の椎名さんの長女、亜美ちゃんがゴールインしたばかり。お式の形態は『人前式』というスタイルのもの。

    「それって、『神前』の間違いとかじゃなくて?」

    「『人前』なんですって。もう、今どきの子の考えることって、分からないわ~」

     そう言いながらも、愛娘の結婚に嬉しそうな椎名さん。

     ニュースなどで、お話には聞いたことがありました。新しい結婚式のスタイルで、教会や神社のように『神様の前』ではなく、『人間の前』で愛を誓うお式なのだそう。

     亜美ちゃんとお婿さんとは幼馴染みの同級生。椎名さん一家がこの街に引っ越してから、よく二人がデートをしていたという、車で10分くらいの場所にある、街のシンボルでもある高台の公園でお式を挙げたい、との希望でした。


       
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    category: 作品紹介

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    ドール  

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    あらすじ

    仲良くしていたお友達の親から、ある時を境に嫌われてしまう。
    子供同士の喧嘩なら立場は対等ですが、
    嫌われた相手が大人だと事情が違います。
    親に原因があっても、子供には責任がないと分かっていても、
    最終的に矛先が向けられるのは子供だったりするもので…


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    ドール



     少子化って、いったいどこの話なの? と言いたくなるほど、私が住むこの街には、子供たちが溢れています。


     溢れているのは、子供に限らず、あらゆる世代の人々と、そして、樹海のように広がり、続く、真新しい家、家、家…。


     ほんの十数年前から本格化した造成工事は、それまで何もなかった土地に、定規で引いたような枡目状の道路を走らせ、適度な広さに仕切られた区画は、売り出された端から完売し、次々とお洒落で個性的なお家が建てられて行き、数か月後には美しい街並みが出現します。


     そこには、転入して来た人々の希望に満ちた新たな生活が始まり、そんな新鮮なときめきもすぐに雑多な日常に埋もれ、その横で淡々と宅地造成は進み、まるで巨大な生命体のように、街は日々増殖して行く、ここは『新興住宅地』。





     私もこの街にマイホームを建て、転入した一人。


     我が家は、子供のいない夫婦だけの世帯ですが、新婚世帯、子育てを終え再び夫婦二人になった世帯、単身世帯、親子での2世帯住宅、定年後の終の棲家としての高齢世帯など様々、中でも一番多いのが、夫婦と子供の子育て世帯です。


     このコミュニティーでは、幼稚園や小・中学校が、この十年でいくつも新設されました。町内の小さな公園には、午前中は乳幼児を連れた若いママさんたちが集い、午後にはメンバーの顔触れが、授業を終えた小学生たちに変わります。


     そして、公園で遊ぶ子供たちには、年齢に関わらず、必ずと言っていいほど保護者らしき人たちが付き添う姿を見かけます。



     私が子供の頃には成長の一環として、小学生にもなれば、親の監視から外れるのが普通でしたが、やはりこうしたご時世、何があるか分かりませんし、何かあってからでは取り返しがつきませんから、転ばぬ先の杖として、保護者の同伴は不可欠なのでしょう。


     ただ、すべての親御さんが子供に付き添っているわけではなく、必ずご自身が付き添う方もいらっしゃれば、ママ友どうし交代でされている場合もあり、中にはちゃっかりよその親御さんに丸投げという方もいらっしゃるようで。


     そして、丸投げタイプの親御さんのお子さんに限って、あまりお行儀がよくなかったりするなど、しばしばトラブルが発生することもあるようです。



     ある日、いつものように庭でお花の手入れをしていると、愛犬のお散歩の途中、私に気付き、手を振る百合原さんの姿が。私は作業の手を、彼女はお散歩の足を止め、ごく自然に世間話が始まります。


     ご近所でも事情通で知られる彼女の情報には、興味深い内容のものも多く、特にその日聞いたお話は、私にとってちょっと衝撃的なものでした。



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    何様たちの宴 episode.1 ~バースデー プレゼント  


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    あらすじ

    若い頃に付き合っていた元彼。
    破局してから次々に判明する事実。
    世の中には、少し~かなり変わった人がいて、
    たまたまそんな人と関わってしまうと、
    大変な目に遭うという、昔の思い出。

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     バースデー プレゼント


     それは、一年に一度の特別な日。小さい頃、お誕生日が来るのが、それはそれは、待ち遠しくて、嬉しくて。

     小学生のころは、仲の良いお友達を招待しあって、お誕生日にはパーティーを開きました。ハッピーバースデーの歌に合わせて、バースデーケーキのローソクを吹き消すと、大きな拍手と歓声で祝福され、たくさんのプレゼントに囲まれる、子供にとっては夢のようなひと時です。

     個人的には、プレゼントを貰うのは勿論ですが、どちらかというと渡す方が好きでした。ラッピングを開けた時の相手の喜ぶ顔を想像しつつ、何にしようか悩みながら選ぶ作業は、とてもワクワクするものです。

     今年で結婚して15年目。この街に転入して14年。新興住宅地として大規模な開発が始まったこの街も、造成工事の着工から20年を迎える節目の年を迎えました。

     我が家が引っ越した当初は、まだ空き地が目立っていたこのあたりも、今ではびっしりと家が建ち並んでいます。

     当時新築された家々は、経年劣化によりメンテナンスを受ける時期を迎え、外壁塗装などで新築当時のままの輝きを取り戻す家もあれば、家族構成や生活の変化により、リフォームでまったく別の表情に生まれ変わる家もあり。

     更にエリアを広げ続けるこの新興住宅地、新たに分譲された土地には、次々と新築住宅が建ち上がり、同時に経年エリアもメンテナンスやリフォームでその姿を刻々と変えて行くのです。



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    嫁姑 episode.1 ~未亡人~  

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    あらすじ

    いつの時代でも、世
    界中どこにでも、
    永久不滅の難題である『嫁姑』問題。
    結婚相手の親が、たまたま問題のある人だった場合は最悪です。
    もし、自分の配偶者に先立たれたら、同居する義親をどうするのか、
    というお話


    ************


     嫁姑 1

     私がこの新興住宅地に転入したのは三十代半ばのこと。結婚したのを機に、マイホームを建てるにあたり選んだのがこの土地でした。


     元はだだっ広い荒れ野のようだったこの場所に、大規模な造成工事が入り、整理された区画には、売り出された端から新築住宅が立ち並び、ものの数年もしない間に、元の姿さえ思い出せないほど、規律正しく整備された美しい街並みが広がり、今尚その領域を増殖し続けている、それが私の住む街です。


     我が家は、夫と私の夫婦二人+猫二匹の世帯ですが、ここに転入されて来られる人々は、世代、世帯ともに幅広く、新婚世帯、子育て世帯、子育てを終え再び夫婦二人になった世帯、単身世帯、親子での2世帯住宅、定年後の終の棲家としての高齢世帯など様々。



     二世帯(以上)が同居していらっしゃるご家庭もわりと多く、理由は様々ですが、同居が『息子夫婦』なのか『娘夫婦』なのかによっても、色々と事情が違ってくるのも事実。


     我が家の斜向かいにお住まいの葛岡さんも、そうしたお宅の一軒です。


     こちらの葛岡さんの『おばあちゃん』というのが、ご近所ではちょっとした煩型(うるさがた)で有名な方でした。



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    category: 作品紹介

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    トゥシューズ  

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     あらすじ

     巨大な新興住宅地に住む主人公。一般的に人間関係が希薄といわれる新興住宅地ですが、住人の多くは住宅ローンを組んで手に入れた夢の一戸建て、何らかのトラブルで居辛くなっても、おいそれと引っ越しに踏み切ることも難しく、コミュニティー内では周囲と協調し、なるべく波風を立てない連帯感のような空気があり、お互いに気遣いながらも、水面下では複雑な人間関係が渦巻いています。

     主人公の家庭は夫婦と飼い猫×2という世帯ですが、新婚世帯、子育て世帯、子育てを終え再び夫婦二人になった世帯、定年後の終の棲家としての高齢世帯、パートナーに先立たれた単身世帯、子育てや介護に繋る2世帯住宅など様々。
     住人達の世代や出身地も多岐に渡ることから、様々な考え方の人々が共存し、直接、間接に耳に入る噂話や、ときに巻き込まれたりする住民間のトラブルやストレスに翻弄されることもあります。

     幼い頃、主人公の母親は、その独特な人間性から周囲と摩擦を生じることも多く、娘という立場故に度々辛い経験をしました。平成と昭和、異なる時代背景による状況や感覚の違いがあるが、問題や人間関係という点では共通した部分もあり、幼かった自身が体験した出来事や当時の感情に、成長した今だから理解する大人の事情の両方の視点で、過去と現在の出来事がリンクします。

     天才から凡人まで、様々なタイプの人々が共存するコミュニティー内で繰り広げられる人間関係、トラブルやストレスを上手く回避し、円滑な環境を維持するにはどう起ち回れば良いのか、それぞれの立場や状況に置かれた人たちが織りなす、新興住宅地の日常です。



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    category: 作品紹介

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    はじめまして  

    はじめまして。 仁輝 瀬瑠樹 と申します。
    オリジナルの小説を書いています。

    https://kakuyomu.jp/users/nikisell22

    日常の中で織りなす様々な人間関係を、
    顔見知りの他愛ない話を聞くような感覚で、
    『あるある!』 『マジ!?』 『あり得ねー!』など、
    ご自身の経験や心情に照らし合わせながら、
    是非、お気軽にお読み頂ければ幸いです。

    拙い作品ではございますが、
    どうぞ、宜しくお願い致します。

    ※ 作品はすべてフィクションです。


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    category: はじめまして

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